アンリ・ルソー:フランスの誇る素朴派天才画家【インプット協会発表用】

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アンリ・ルソー

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アンリ・ルソー「牧場」1910年…アーティゾン美術館より
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アーティゾン美術館※事前予約制

アンリ・ルソーとは?

もともと税関職員だったアンリ・ルソーは、趣味の延長として画家になった稀有な芸術家です。

生前はピカソゴーギャンらに支持されるものも、一般ウケすることはなく認知すらされていなかった画家。

特にピカソのお気に入り画家だったようです。

ピカソの代表的ともいえるキュビズムは、ルソーの絵画から発想を得たともいわれています。

ヘタなのかウマいのか

突拍子もない背景を描き、植生もめちゃくちゃ。

気候や地理的にありえない植物と動物の共生など、地に足のつかない作風が魅力です。

写実性を求められる時代では評価されないのも頷けます。

現代に生まれていればヘタウマ画家と呼ばれ、アメトーークにも出演していたことでしょうね。

子供の描いた絵:大人版

子供の頃、樹木を描いたことはありますでしょうか?

幹、枝、そして葉っぱを1枚1枚描きませんでしたか?

アニメやマンガを見るようになり、モコモコした枝葉を描くようになるまでは、皆様ほぼ同じような描き方をしていたと思われます。

ルソーは子供の視点をもったまま大人になり、子供の視点に大人の技法を組み合わせた画家です。

成長と共に描けなくなる世界観

子供の絵は独創的です。

個人差はあるでしょうが、小学校入学時あたりにはルソーの視点は消え失せます。

自分が過去に描いた絵は再現できるものですが、幼少期の絵を完全再現するのは不可能。

それ故に希少価値が高く、ルソーの絵からは私たちの目が曇る前、幼少期の純真さを省みることができます。

人と比較することに慣れすぎて、作品単体を観ることができなくなった私たちには描くことができない世界観です。

個性の追求

現代は個性の時代とも呼ばれています。

一流の芸術家に共通するのは、圧倒的な個性の追求。

設計を語源にもつデザインとは全く異なった評価基準が設けられています。

そのため、ゴッホやルソーのように死後評価される芸術家が多いのも特徴的。

「うちゅうひゃっかてん」著者の黒岩まゆ先生も同様のことを仰っておりますが、好きなことを続けられる人が成功していくのだと感じます。

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