中山競馬場
中山競馬場※事前予約制
船橋法典駅からの直接通路もありますが、開催日以外は閉鎖されているようです。
船橋と競馬の密接な関係性
軍馬育成(改良増殖)目的で国が認可を出したのがはじまりとなり、松戸競馬場から移転する形で船橋市に中山競馬場が誕生しました。
以降、船橋はギャンブルで発展したという歴史があります。
アジア最大と呼ばれた船橋ヘルスセンター(現在のららぽーとTOKYO-BAYがある場所)も出来たりと、当時の船橋はイケイケだったようです。
中山競馬場の顧客層
家族連れ、女性客、大学生、高齢者、外国人など年齢、性別、人種も様々。
子供のレジャー施設として利用されている主婦の方々もいらっしゃいました。
キレイで広い公園、女性専用ラウンジやラグジュアリートイレも競馬場内に存在します。
子供がはしゃいでも問題ないくらい、すべての空間が広いです。
女性1人客も結構見かけました。
全員が本気
外界と隔離された空間であり、場内施設全てがコンセプトを持っています。
ベンチ数の多さ、劇場のように角度のついたパドック、空港並みのディスプレイ数、警備員や清掃員など膨大なスタッフ数、速さを追求した場内飲食店、ラウンジ、ラグジュアリートイレ、公園、乗馬体験(ポニー)施設、細部に施された鮮やかなデザインなどなど。
すべては顧客の為であることが一目瞭然でした。
競馬場が本気で顧客を楽しませに来ているので、当然ながら顧客も本気で競馬に臨んでいます。
仕事では日程や予算からリソースを管理するが、ギャンブルは0か100。
つまり、平均点とれればいいやが通用しない世界。
自分には、知識経験といった無形資産と運を天秤にかけている、ある意味自己鍛錬の場に見えました。
この熱量は通常の組織(企業・学校・団体)にはないもの。
ゴルフ練習で私がよく言われることですが、人間はラクするのが好き。
だから全身に負荷のかかる場所を見つけなければ上手くはならない。
ラクをして得られたリソースで何を生み出すのか、デザイナーの仕事にも関連しているように感じます。
観察眼の向上
事前に得られる集積された情報からの分析も大切ですが、パドッグでの様子をみた瞬間的な判断も必要。
瞬時の判断が必要な、打ち合わせの場に似ていると感じます。
ギャンブルである以上オススメはしづらいですが、通常の鍛錬に飽きた方には刺激的な学びの場足りうるのはないでしょうか。
