「うちゅうひゃっかてん」黒岩まゆ先生の絵本原画展にお伺いさせていただきました

IMG 4387 scaled - 「うちゅうひゃっかてん」黒岩まゆ先生の絵本原画展にお伺いさせていただきました撮影取材
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ブレイク前夜~次世代の芸術家たち~ #188 黒岩まゆ Mayu Kuroiwa

公式サイト:https://mayumooja.com/

「うちゅうひゃっかてん」絵本原画展

場所ブックハウスカフェ ギャラリーこまどり

期間:2022年2月23日(水)~同年3月22日(火)

2021年の7月15日発売の「うちゅうひゃっかてん」(©黒岩まゆ/小学館)。

こちらの原画展が2022年2月23日より、神保町「ブックハウスカフェ」様のギャラリーこまどりにて開催されています。

圧倒的な個性と繊細さが同居するアートは圧巻です。

幸運にも著者の黒岩まゆ先生とお会いすることができ、お忙しい中にも関わらずお話をお聞かせいただきました。

驚いたのですが、黒岩先生はデザイン系専門学校の卒業生。

興味がある授業に対しては熱中して制作に取り組んだそうですが、ご自身曰く問題児だったそうです。

とにかく作品作りが好きで、卒業後は就職せずにアルバイトをしながら作品制作に没頭。

数々の立体作品を生み出し、コンペや個展へ出展し続けたとのこと。

ご自身が強く仰っていたのが「コツコツ続けること」の重要性。

コンペや個展となるとライバルになるのは美大卒のエリート達となるのですが、不安やコンプレックスと向き合い、一歩一歩を大切に積み重ねてきたそうです。

出展を続けるうちにサポートしてくださる方々も増え、徐々に活躍の場が開けていき、2021年には自身初となる絵本「うちゅうひゃっかてん」を出版。

岡本太郎様を思い出しますが、爆発する個性は一目見ると忘れられないほど力強いものです。

好きなことを続ける強さを確かに感じられます。

黒岩先生の同期にあたる卒業生もほとんどがクリエイティブ業界から去ってしまったそうです。

お話を聞いていると確固たる自信をお持ちのように思えますが、「なんで作っているんだろう」「楽しんでもらえるだろうか」と製作時は常に不安があったようです。

しかし、そこから完成まで持っていけるのは本物のプロであり、好きだからこそでしょう。

特にコロナ禍での制作ということもあり華奢な背中に係る重圧は、私なんぞには計り知れないものであったと推測できます。

クリエイターの卵と接する機会の多い私ですが、個性に対してネガティブな感情を持つ子達は年々増えているように感じます。

人と同じであること、教本通りにすることを第一と考えてしまっているようで、心の底から勿体ないなと思ってしまいます。

自分の個性に自信が持てない方は是非一度、黒岩まゆ先生がいらっしゃるタイミングにお伺いし、お話していただければと思います。

先生という立場では言えないこと、教科書には書けないこと、しかし何より大切なことを黒岩先生との会話の節々から感じられるはずです。

黒岩まゆ先生の在廊予定日(SNS等でご確認ください)

・2月23日・2月24日・2月26日・2月27日

・3月2日・3月3日・3月5日・3月6日・3月8日・3月12日

・3月19日・3月20日・3月22日

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