デザイン知識を用いて犯人確保に至るまで

IMG 3914 - デザイン知識を用いて犯人確保に至るまで撮影取材
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とある百貨店で置き引きが発生、犯人を確保し警察に引き渡すまでの備忘録です。

被害者がどこに連絡すれば良いか、警備員は手助けしてくれるかなど纏めております。

この日ほどデザインの勉強をしていて良かったと思った日はありませんでした。

置き引きの被害にあったらどうするの?

経緯は下記の通りです。

今回の現場となったのは、とある百貨店の女子トイレ。

トイレ内で荷物を盗られてしまったものの、盗ったと思われる相手は知らないの一点張り。

警察が来たあと、盗られた荷物は相手のカバンから出てきたのですが…

しかし、その場では全く埒が明かず被害者は諦めてしまったそうです。

被害者が外に居た私に声をかけ、対応することになりました。

百貨店には保安員やフロア統括などがおり、警備やお客様対応をなされています。

黒いスーツ姿で腕章を付けている方が、統括をされていることが多いです。

まずは化粧員売り場スタッフの方に相談し、保安員と統括を呼んで頂きました

この間に犯人と思しき人物が場を離れてしまったのですが、デッサンを習っていたお陰で顔、服装、身長、装飾品、持物を記憶することができました。

しかし、スマホで相手の写真を撮る事が最もスマートな手法だったと反省しております。

百貨店は対応してくれない

事情を聴くと仕方ないのですが、基本的に百貨店が動けるのは施設内資産や人への対応のみ。

ショップ商品盗難やスタッフへの被害等に対しては対応できるものの、顧客が購入した商品および持物の被害には対応できないそうです。

百貨店資産の範囲に顧客は含まれないので、仕様がないと思います。どこでもそうですからね…

ただ泣き寝入りになるのか質問したところ、私か被害者が相手を捕まることができれば警察で対応してくれるとのこと。

相手の靴や服装、持物から立ち寄りそうな場所の目星は付いていたので捕まえに向かいました。

相手の姿からペルソナを想定する

WEBマーケティングでもターゲットからペルソナを想定し行動を推測、誘導するものですが今回も同じ手法を使いました。

美容室様のお仕事を担当したことがあり、そこで教えて頂いた知識がかなり生かされています。

髪色暗めのブラウン、ミディアムヘア
背丈150~160cmほど
性別女性
年齢高齢者
家族御息女様が同伴
服装ベージュのダウンジャケットに黒のスラックス
スニーカー
持物コーチのハンドバッグを所持

記憶していたターゲット情報は上記の通り、ここからペルソナを組み立て、行動を推測していきます。

ペルソナ:

ターゲットを深堀した詳細なユーザー像。

職業や趣味、家族構成、生活スタイル、贔屓の店、価値観といった個人情報を想定するWEBサイトや広告を作る上での最重要項目。

その人物がどう行動するのか見えてきます。

行動手荷物が少ないため、これから買い物をする予定と推測。
移動少し大きめのカバン、厚手のダウンジャケット、スニーカーの外装から、車を遠方に止めているか公共交通機関利用客と推測。
生活御家族連れということもあり、家族が不審に思うようなすぐ退店する行動は起こさず、夕飯を買いに行くだろうと推測。
家族御家族の買い物がメインの場合があり、ご家族の容姿から化粧品などを購入する行動を推測。
心理罪悪感から一旦荷物を置きたいなどと言う場合があるので、出口付近もしくはロッカー付近に物を隠す可能性を推測。
顔立ちから罪悪感を感じていないように見えたため、可能性は薄いと思われる。

今回は対象のペルソナ分析から、化粧品売り場あるいは1階出口近辺もしくは地下食品店にいることを把握。

相手が逃亡するまでの時間制限があるため、最初に出口近辺の調査を行い、痕跡が残っていないことを確認した後、店内を調べていきました。

発見から確保まで

出口の調査、化粧品売り場の調査を終え、最も逃げづらい地下の食品店を捜索したところ、すぐに対象を発見。

御家族がいたためか、隠れて移動するような形跡もなく普通に買い物を楽しんでいました。

御本人に直接話しても逃げられる恐れがあったため、御息女様に事情を悦明し、保安員と統括のもとへ連行。

道中で御母君様が自供したため、そのまま警察へと引き渡されることとなりました。

千葉駅前交番043-225-1188
千葉中央署043-244-0110
千葉補導センター043-237-0316

千葉駅にほど近い百貨店であったため、御対応は上記の千葉駅前交番。

未成年ですと補導センター扱いとなります。

被害者の方から寛大な処置でとの発言もあったため、事件としては取り扱われないこととなりました。

2時間ほど経緯書類の作成に時間がかかりましたが、その間御息女様がどれほど心を痛めたが推し量ると非常に後味が悪いものでした。

認知症の症状等でこのような行為に及ぶこともあるそうなので、親御様への認知症診断は年に1回でも行うべきなのだろうと感じます。

参考:認知症自己診断テスト(認知症予防協会)

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